切り花を長持ちさせる7つの方法!ひと手間かけてお花を楽しむ

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切り花を長持ちさせる7つの方法!ひと手間かけてお花を楽しむ

お花屋さんで購入し、家に着いたら花瓶に水を入れて飾りますね。

しかし時間が経つとお花がしおれてしまった!元気がない!など、そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。

では、どうすれば少しでも長持ちさせる?

お花屋さんで販売している花は、すでに茎が水に浸かっています。

その後どうすればいいのか?

答えは、そのまま飾るのではなく、ひと手間加えれば少しでも楽しめます。

そんなお悩みを少しでもお役に立てればと思い、切り花を長持ちさせる方法をご紹介します。

お花屋で働いたことのある、はなる(プロフィール)が解説しますね。

基本的には、

  • 花瓶に切り花を飾る前に、切り口を斜めに切ります。
  • 水をまめに替えることによって水が腐敗するのを防ぎます。
  • 花に必要な栄養を与えます。

お花を長く楽しむ7つの方法

  1. 水切り
  2. 水折り
  3. 深水
  4. 逆さ水
  5. 根本割り
  6. 湯揚げ
  7. 根元叩き

それぞれ解説します。

①水切り

細い枝から太くて堅い枝物も、ほぼ全部のお花の茎を切ります。

  • バケツや洗面器に水をいれ、花を3~5㎝ほど切る。
  • コツは、水中に茎を浸し斜めにカットする(斜めに切ることで断面の面積が広くなって水が吸収しやすくなる)

②水折り

ハサミでなく、水中に沈めたまま、両手で一気に折るとパキッと折れやすく水が上がる。

  • ポイントは、途中で折れなくてもねじり取る。
  • 繊維がボサボサになっても表面積が広がり、吸水しやすくなる。

水折りに適したお花

菊、リンドウ、カーネーション、トルコキキョウなど

③深水

花に元気がない時にします。

  • 花首の下まで水に浸し、全体に水を吸わせる。
  • ポイントは、水の深さは巻いた新聞紙が半分以上湿らす。
  • 深ければ水圧の効果がありますが、花は水に濡れないようにする。

深水に適したお花

バラ、ライラック、アジサイ、ショウブなど

※バラは、水につくとお花が茶色になってしまいますので気を付けてください。

深水

④逆さ水

水きりで元気のないお花や葉っぱに適しています。

  • 細かい葉が密集していて傷みやすいものは、葉の裏側から霧吹きでかける。
  • 花びらにかかると蒸れたり、色が抜けるので要注意。

逆さ水に適したお花

菊、スプレーマム、マトリカリア、アスター、ルスカス、アイビーなど

霧吹き

⑤根元割り

硬い枝物、茎には根元を割ったり叩いたりします。

  • ハサミで力を入れて深く切り込みを入れる。
  • 太い枝はまっすぐ十字に切り、吸水面積を広げる。

根元割りに適したお花

ウメ、ヤナギ、リュウカデンドロン、ライラック、ビバーナム、アジサイなど  

⑥根元叩き

折る、割れない枝物をハンマーで叩く。

  • 枝が折れない、枝が細く硬いものは繊維をほぐし導管を傷つけ吸水面を広げる。

根元叩きに適したお花

クレマチス、バーゼリア、サクラなど

金槌で枝をたたく

ハンマー叩きは、お花屋さんでは必須のお仕事です。

⑦湯あげ

給水しにくい弱ったお花に最適です。

  • 花や葉を熱で守るように新聞紙に巻く。
  • 熱湯(60℃~80℃)に10秒~30秒(花の種類によります)浸す。
  • 茎の色が変わったら冷水につけ1時間ほど置く。
  • ポットのお湯でも大丈夫。

湯あげに適したお花

バラ、ブルースター、カスミソウ、ヒマワリなど

湯あげの豆知識
道管内の空気をお湯で膨張させ、外に追い出し真空状態になります。
水につけると道管が冷えて、圧力がかかり断面に水を吸い上げやすくなります。

まとめ

お花屋さんで購入したお花がすぐ枯れてしまった。

植物はほとんど水切りでいいのですが、花の首もしおれてしまったりしますね。

それでは茎の切り口が乾燥してしまい、水を吸収しないどころか、どんどん水が下がります。

お花によって方法が違いますが、水揚げ方法を知ればお花が長持ちするので試してください。

お花のある暮らしを楽しみましょう。

最後まで見てくださり、ありがとうございます。

どなたかのお役に立てれば嬉しいです。